LINEMOのLINE使い放題とは
LINEMOにはLINEギガフリーが標準で付いているので、LINEご利用分については、月間データ通信量を消費することなく、使い放題(データフリー)でご利用できます。
ただし、全てのLINEの機能がギガフリーではなく、ギガフリー対象と対象外に分かれます。
項目 | 内容 |
---|---|
サービス名 | LINEギガフリー |
料金 | 申し込み不要かつ無料 |
対応プラン | ・ベストプラン、ベストプランV ・ミニプラン、スマホプラン |
特徴 | LINEMOは、LINEアプリのトークはもちろん、音声通話・ビデオ電話のデータ消費もゼロ。 データ容量を使い切っても(通信速度制限がかかっても)LINEアプリの通信速度は落ちません。 |
LINEMOのLINEアプリは、LINEMOユーザーなら誰でもLINEアプリのデータ消費をしない仕組みとなっています。申し込み不要で開通したその日からLINEアプリでギガが減りません。
LINEデータ消費を抑えてギガを節約し料金を安く済ませる
LINEには、メッセージや音声電話、ビデオ通話などさまざまな機能が搭載されており、使い方によっては意外とデータを消費していることもあります。
LINEMOではLINEの主要な機能はカウントしません。もし、LINEを中心に使ってギガを消費しているなら、LINEMOにすることでギガを大幅に節約して、10GBプランを3GBプランで済ませるなど料金を安くすることができます。
【LINEで消費するデータ使用量】
利用用途 | 消費するデータ通信量 | 1GBで使用できる量 |
---|---|---|
トーク/1通 | 約3KB | 約33万回 |
写真の送信 | 100KB~500KB | 約1~5万回 |
動画の送信 | 10秒の動画で 約3.3MB |
約55分の動画 |
音声通話 | 約300KB/分 | 約55時間 |
ビデオ通話 | 約110MB/10分 | 約1時間40分 |
LINE使い放題を無料で提供できる理由は?
LINEMOは、ブランド名にLINEという名称が付くくらい、携帯ブランドの中でLINEと密接なかかわりのあるプランです。
LINEモバイルの新規受付終了後にLINEMOが一部を継承する形で再出発しました。
LINEモバイルは、日本のMVNO(仮想移動体通信事業者)であり2016年に100%LINEの子会社として設立されました。
LINEモバイルはサービス開始約2年足らずでソフトバンクと資本提携し、ネイバーグループのLINEとソフトバンクグループのソフトバンクの合併子会社となりました。
LINEモバイルを買収した目的の一つは、オンライン専用の新ブランド「LINEMO」の機能を拡張するためです。
LINEMOにコミュニケーションアプリ「LINE」がデータ容量を消費せずに使い放題になるサービスを上乗せすることで「LINE」でさまざまな手続きができます。
現在は、ソフトバンクが運営するLINEMOですが、このような歴史的背景がありLINEの優遇が他の携帯ブランドよりも際立っています。
従って、LINEアプリを頻繁に利用する方はLINEMOを使うことで、さまざまなLINEアプリのギガ消費を抑えることができるので少ないデータ容量プランで済むことになり、ひいては料金の節約に繋がります。
吸収合併消滅会社 | 吸収合併存続会社 | |
---|---|---|
名称 | LINEモバイル株式会社 | ソフトバンク株式会社 |
所在地 | 東京都新宿区新宿四丁目1番6号 | 東京都港区東新橋一丁目9番1号 |
代表者 | 代表取締役 社長 嘉戸 彩乃 | 代表取締役 社長執行役員 兼 CEO 宮内 謙 |
事業内容 | MVNOサービス「LINEモバイル」の提供 | 移動通信サービスの提供、携帯端末の販売、固定通信サービスの提供、インターネット接続サービスの提供 |
資本金 | 12,910百万円 (2020年3月31日時点) |
204,309百万円 (2020年3月31日時点) |
設立年月日 | 2016年2月26日 | 1986年12月9日 |
LINEアプリのデータフリーの格安SIMは非常に少ない
LINEMOではLINEギガフリーが付いていますが、実はこの無料の機能は、他社事業者では有料でも提供していないほどに貴重です。
NUROモバイルのNEOプランとNEOプランWでは、「NEOデータフリー」が提供されており、多くの方が利用しているLINE・Instagram・X(旧Twitter)がカウントフリーになります。
オプションの月額料金も無料で、申し込み手続きも不要なので、NUROモバイルに変えたその日からデータ消費なしでSNSを利用できます。
しかし、ギガフリー対象項目が異なり、LINEMOの方が日常の使い勝手で実用的な項目がギガフリー対象となっています。
ただし、LINEアプリ以外のInstagram・X(旧Twitter)がカウントフリー対象になっているのは優位です。
LINEMO | NUROモバイル バリュープラス(3GB除外) |
|
---|---|---|
各タブトップの表示 | 〇 | 〇 |
音声通話・ビデオ通話の利用 | 〇 | ✕ |
トークの利用 (テキスト・音声メッセージ・スタンプ・画像・動画・その他ファイルなどの送受信) |
〇 | 〇 |
・トークでの位置情報の共有 ・トークでのShoppin’トークの利用 ・トークでのジフマガの利用 ・トークのみんなで見る機能によるYouTube閲覧 |
✕ | ✕ |
トークのみんなで見る機能による画面シェア | 〇 | ✕ |
ニュース記事詳細の閲覧 | ✕ | 〇 |
・設定および各項目の表示・編集 ・友だち追加画面の表示・各項目の操作・友だちの追加 ・プロフィールの表示・編集・投稿 ・検索の利用 |
〇 | 〇 |
・OpenChatの利用 ・スタンプショップの利用 ・着せかえショップの利用 |
✕ | 〇 |
速度制限中もLINEアプリだけは高速通信が維持される
LINEMOにおいて基本データ容量を超過すると速度制限がかかりますが、LINEMOならLINEアプリは速度制限中でも高速通信ができます。
■LINEMOベストプラン
・10〜15GB:300kbps
・15GB超え:128kbps
■LINEMOベストプランV
・30〜45GB:1Mbps
・45GB超え:128kbps
【LINEで使用するデータ通信量の目安】
LINEで使用するデータ通信量は、トークやスタンプ、写真の送付など行う操作によって異なります。トークなどで使われるデータ通信量を以下の表で解説します。
これだけのデータ消費をするので、低速通信中も高速通信で利用できるのは有難いです。
項目 | 内容 |
---|---|
1回あたりのトーク | 約3KB |
1回あたりのスタンプ | 6~10KB |
写真の送付 | 100~500KB |
動画送信 | 3~5MB(3,000~5,000KB) |
通話1分あたり | 約300KB |
テレビ電話1分あたり | 約5MB(5,000KB) |
LINEギガフリー使用量は確認できる
LINEMOマイメニューからLINEギガフリー使用量は確認できます。
LINEギガフリー使用量は、カウントされないのでデータ残量を減らすことはありません。
例えば、LINEギガフリー使用量3GBの場合は、LINE以外のネットを使っていない場合はデータ量残量3GBとなります。
LINEギガフリー使用量の数値が多いほどに、LINEMOであることの恩恵があると言えます。LINEギガフリー使用量が3GBを超えてくると、3GB以下に済ませて料金を抑えることができたりします。
LINEMOのLINE使い放題のギガフリー対象範囲
LINEMOのLINE使い放題は全ての項目が対象ではなく、一部対象外の項目もあります。
それでも、主要の機能はギガフリー対象となっています。
LINE音声通話の利用|1時間利用×30日で0.5GBデータ消費
LINEにおける音声通話は、電話回線でなくモバイル通信(4Gや5Gなど)やWi-Fiによるインターネット経由でおこなわれています。
そのためデータ通信量は消費しますが、いわゆる30秒20円といった「通話料」は発生しません。
LINEMOならLINE音声通話のデータ消費もしないので、「通話無料」「ギガフリー」の両方でお手軽に通話が楽しめます。
LINEの通話で消費する通信量は、音声通話だと1分あたり0.3MB、1分あたり5.1MBのデータ量を消費します。
通話時間 | データ通信量 |
---|---|
1分 | 0.3MB |
10分 | 3MB |
30分 | 9MB |
60分 | 18MB |
1GB=1000MBというところを踏まえ、LINEMOの契約プランの月間通信データ量から通話した分の通信量を引いていくような見方で考えると、仮にLINE音声通話がデータ消費をしたとしても、大きな負担にはならない通信量です。
しかし、毎日の積み重ねで、1時間を30日使用した場合は、540MBで0.5GBは消費するので、ベストプラン3GB以下でお使いの方には、少しはデータ消費を抑えることに貢献できていることでしょう。
LINEビデオ通話の利用|お互いの顔を見ながら話すことができるため、よりお互いの距離感が近く感じる
LINEのビデオ通話は、LINEアプリで友達と顔を見ながら通話できる機能です。1対1の通話だけでなく、グループ通話も可能です。
LINEMOならLINEビデオ通話のデータ消費もしないので、「通話無料」「ギガフリー」の両方でお手軽にビデオ通話が楽しめます。
ビデオ通話で消費するデータ通信量の目安は、以下の通りです。
無料通話時間 | データ通信量 |
---|---|
1分 | 5.1MB |
10分 | 51MB |
30分 | 153MB |
1時間 | 307MB |
LINEビデオ通話は、LINE通話に比べてデータ通信量が多くなります。月間のデータ通信量が10GBの契約であれば、約32時間のビデオ通話が可能です。
1日1時間ビデオ通話をすると10GBは消費する計算なので、これがデータ消費しないLINEMOはベストプランVにするところベストプランで済むなど料金プランを安く抑えることができます。
【1時間のビデオ通話にかかるデータ消費量を、他の通話アプリと比較】
- Facebook Messenger:約360MB/時間
- WhatsApp:約400KB/時間
- Zoom:約600MB/時間
- Google Meet:約600MB/時間
トークの利用(テキスト・音声メッセージ・スタンプ・画像・動画・その他ファイルなどの送受信)
LINEのトーク機能は、テキストメッセージ、画像、動画、スタンプ、絵文字などを、友だちやグループとリアルタイムで送受信できる機能です。
トークルームは、1対1の個別トークや、複数人で会話できるグループトークなどがあります。
LINEMOならトークの利用のデータ消費もしないので、「画像や動画の送受信」「テキストやスタンプのやり取り」でお手軽に相手と会話が楽しめます。
トークはLINEのメインとなる機能で、友だちと文字を使ったリアルタイムの会話ができます。
いわゆる「チャット」と同じですが、LINEでは、双方のキャリアに関係なく無料で会話ができ、写真を貼りつけたり「スタンプ」という画像を送ったりなど、コミュニケーションをより楽しく演出するさまざまな機能が利用できます。
【LINEトーク利用できること】
項目 | 内容 |
---|---|
スタンプ | たくさんの表情のスタンプが用意されていますので、スタンプ1つでかんたんに相手に意思を伝えることができます。 |
ファイル | LINEのトークで写真や動画以外にPDFやExcel(エクセル)・Word(ワード)・ PowerPoint(パワーポイント)などいろいろなファイルが送れます。 |
絵文字 | LINEではスタンプの他にトークのメッセージに絵文字を使うことができ、グラフィカルな感情表現をまじえて会話をより盛りあげることができます。 |
ボイスメッセージ | トークルームには動画を送れますが音声だけのボイスメッセージを送ることができます。 |
動画 | LINEではトーク中に写真と同じように動画を送ることができます。面白い動画やペットの動画、友だちへのメッセージ動画などLINEで動画を送りましょう。 |
写真 | LINEでは絵文字やスタンプと同じ感覚で写真を相手に簡単に送ることができます。 |
LINEミーティング完全無料・時間制限なし
LINEミーティングとは、指定のURLにアクセスするだけで、最大500人でグループビデオ通話ができる機能です。
ZoomやGoogle Meetのような、Web会議システムと同じような使い方ができる機能です。
通常LINEで複数人の会話をするには、友達になってグループを作らなければいけませんが、LINEミーティングならURLをクリックするだけで、最大500名まで誰とでも通話できるようになります。
そのため、オンライン会議やオンライン飲み会など、参加者とLINEで繋がっていないときに、気軽にLINEビデオ通話に誘える便利さがあります。
友達に追加すると、グループ通話を行うまでに「友達追加」→「グループ作成」といった流れがありますが、LINEミーティングならURLをクリックするだけで気軽にグループ通話が可能です。
LINEMOならLINEミーティングがデータ消費なしで利用できます。
LINEミーティングの特徴
- LINE上で発行したミーティングURLを共有すれば、友だち追加していない人ともLINEでビデオ通話ができます。
- 通話中に新たな参加者を招待することもできます。
- グループ通話をしながらYouTube動画を一緒に観たり、画面共有をしたりできます。
- 無料で何度でも、時間制限なくグループ通話ができます。
- 特定のユーザーを強制的にグループ通話から退出させられる機能がある
LINE VOOM(旧:タイムライン)の表示・投稿・シェア
LINE VOOM(ラインブーム)とは、LINEアプリ内でショート動画を中心に投稿・閲覧できるプラットフォームです。
ユーザーは投稿に対して「いいね」や「コメント」をしたり、気になるアカウントをフォローしたりすることで、他のユーザーとつながることができます。
LINEMOでは、アプリからLINE VOOMの表示・投稿・シェアがギガフリーで利用できます。
LINE VOOMの特徴
- LINEで友だちになっていなくても、LINE VOOM内で相手をフォローすれば自由に動画を見ることができます。
- 動画だけでなく、写真やテキスト、スタンプ、位置情報、クーポン、リサーチも投稿することができる
- 無料で投稿と削除ができる
- フォロワーが500人以上で、直近30日間の再生時間が50時間を超えるアカウントは、再生回数や視聴時間に応じて収益を得ることができる
- ユーザーが投稿に対して「いいね」やコメントを残せるため、クリエイターとユーザーが直接コミュニケーションを取ることが可能
【LINE VOOMで投稿できる動画】
LINE VOOMに投稿できるメインのコンテンツが動画です。
推奨されている動画の仕様は以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
ファイル形式 | MP4、M4V、MOV、AVI、WMV |
ファイル容量 | 1本500MB以下 |
動画の再生時間 | 1分以内 |
動画の比率 | 縦長、または1:1の正方形 |
【LINE VOOMで投稿できる写真・テキスト】
動画ではなく、写真(静止画)やテキストを投稿することができます。
投稿できる画像ファイルは以下のとおりです。
項目 | 内容 |
---|---|
ファイルサイズ | 10MB以下 |
ファイル形式 | JPG、JPEG、PNG、GIF |
ディスカバーの表示|LINE VOOM投稿の中から、人気の投稿や、年齢や性別の属性、個人の嗜好に合わせた投稿をピックアップ
LINE VOOM「おすすめ(旧ディスカバー)」とは、さまざまな最新のLINE VOOM投稿の中から、人気の投稿や、年齢や性別の属性、個人の嗜好に合わせた投稿をピックアップしたものです。
ただし「おすすめ」に表示されるのは動画の投稿に限ります。
LINE VOOMのおすすめは、LINE公式アカウントの友だち登録をしていないユーザーも見ることができます。
つまり、自身のLINE公式アカウントのLINE VOOM投稿がおすすめに表示され、多くのユーザーの目に触れることで、それをきっかけに「友だち登録」をしてくれる可能性があります。
個人のユーザーがタップした投稿やいいね、コメントをした投稿を参考に、興味のありそうな投稿が個人ごとにチョイスされる仕組みのため、数多の投稿の中から「おすすめ」に表示されれば、宣伝効果が非常に高くなります。
ディスカバーはタイムライン上にまとまって表示されます。画面の「ディスカバー」や「もっと見る」をタップすればいろんなディスカバー投稿が表示されます。
この表示がLINEMOではギガフリーとなっています。
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