LINEMO節約モード機能なし代替案
節約モードとは、スマートフォンを低速通信に切り替えることで、契約プランのデータ通信量の消費を防ぎ、節約できる機能のことです。
LINEMOでは節約モードを提供していないので、データ消費を抑えたいと思っても低速通信に切り替えることができずデータ消費していきます。
LINEMO項目 | 内容 |
---|---|
料金 | 【ベストプラン】 ・3GBまで:990円 ・3GB超~10GBまで:2,090円 【ベストプランV】 ・30GB:2,970円/月 |
追加データ料金 | 1GBあたり550円 |
かけ放題 | 【ベストプラン】 ・1回5分かけ放題/550円 ・無制限かけ放題/1,650円 【ベストプランV】 ・1回5分かけ放題/無料 ・無制限かけ放題/1,100円 |
制限時速度 | 【ベストプラン】 ・10GBを超え15GB以下の場合300kbps ・15GBを超えた場合は128kbps 【ベストプランV】 ・30GBを超え45GB以下の場合1Mbps ・45GBを超えた場合は128kbps |
節約モード | 提供なし ※LINEアプリは一部を除きカウントフリー |
LINEアプリのみ唯一データ消費しない
LINEMOにはLINEギガフリーというのがベストプランとベストプランVともに標準で付いています。
これは申し込み不要かつ無料で使える機能です。LINEギガフリーは、LINEご利用分については、月間データ通信量を消費することなく、使い放題(データフリー)でご利用できます。
LINEアプリの全ての機能がデータ消費しないわけではありません。一部ギガフリー対象外もあります。
項目 | 内容 |
---|---|
サービス名 | LINEギガフリー |
対象プラン | ・ベストプラン ・ベストプランV |
申し込み | 申し込み不要で無料 |
ギガフリー対象 | トーク、音声通話、ビデオ通話、画像・動画の送受信、タイムラン投稿 |
注意点 |
時間帯により速度制御の場合あり。 トークでの位置情報の共有・Liveの利用、スタンプショップの利用、ニュース記事の閲覧など、一部LINEギガフリーの対象外があります。 OS、ブラウザーもしくはアプリケーションのバージョンアップ、アップデートその他技術的要因により、ギガフリーの対象外となる場合があります。 |
ギガフリー対象
- 各タブトップの表示
- 音声通話・ビデオ通話の利用
- トークの利用(テキスト・音声メッセージ・スタンプ・画像・動画・その他ファイルなどの送受信)
- トークのみんなで見る機能による画面シェア
- LINEミーティング
- 各トークにおける設定・アルバム・ノートなどの表示・編集
- LINE VOOM(旧:タイムライン)の表示・投稿・シェア
※アプリからの利用 - ディスカバー(写真・動画)の表示
- ウォレットタブのLINE Payの利用
- ウォレットタブのLINE家計簿の利用
- 設定および各項目の表示・編集
- 友だち追加画面の表示・各項目の操作・友だちの追加
- プロフィールの表示・編集・投稿
- 検索の利用
ギガフリー対象外
- トークでの位置情報の共有
- トークでのShoppin’トークの利用
- トークでのジフマガの利用
- トークのみんなで見る機能によるYouTube閲覧
- LINE VOOM(旧:タイムライン)の表示・投稿・シェア
※WEBからの利用 - ニュース記事詳細の閲覧
- OpenChatの利用
- スタンプショップの利用
- 着せかえショップの利用
- LINEファミリーサービスの利用(LINEマンガやLINEゲーム、LINE MUSIC、ポイントクラブなど)
- LINE Liteの利用
- 海外のアプリストアでダウンロードしたLINEの利用
- 他社サイトへの接続
(URLなどをクリック) - 他社アプリへの遷移
Androidスマホならデータ通信量の上限・警告を設定する
一部のAndroidスマホでは、モバイルデータ通信が一定の上限に達した際に、警告文を表示したりモバイルデータ通信を一時的に無効にしたりする設定が可能です。
設定できる項目
データ警告 | ユーザーが設定したデータ通信量に達すると警告文を表示する |
---|---|
データ上限 | ユーザーが設定したテータ通信量に達するとモバイルデータ通信が一時無効になる |
データ使用警告・データ上限の設定
-
- 01データ使用量が一定に達すると、警告が表示される設定する
- [設定]▶[ネットワークとインターネット]▶[モバイルネットワーク]▶[データ使用量の警告と制限]を選択。
-
- 02設定したデータ使用量に達すると警告表示設定
- [データ使用量を警告]をオンにし、[警告するデータ使用量]で警告を表示させたい使用容量を入力する。
-
- 03設定したデータ通信量以上は通信したくない場合
- [データ使用量を制限]をオンにし、制限するデータ量を入力する。
Twitter(X)のギガを節約する
Twitter(X)のギガを節約するには、アプリの設定から「アクセシビリティ、表示、言語」をタップして「データ利用の設定」を開き、以下の項目を変更します。
- データセーバー
- 高画質画像
- 画像を高画質でアップロード
- 高画質動画
- 動画の自動再生
データセーバーをオンにすると「動画を自動再生しない」「画像を低画質で読み込む」など、自動でギガを節約してくれます。
高画質画像・画像を高画質でアップロード・高画質動画・動画の自動再生の項目では「WiFi接続時のみ」を選択しておくと、WiFiに接続していないときのギガ消費を抑えられます。
Instagram(インスタ)のギガを節約する
インスタグラムの設定で「モバイルデータを節約」をオンにすれば、通信量を節約可能です。
「データ使用量を軽減」の設定
- 1.インスタグラムのアプリを開き、画面右上の「三」をタップ
- 2.「設定」→「アカウント」をタップ
- 3.「データ使用状況」をタップ
- 4.「モバイルデータを節約」をオン
インスタグラムで最高画質でのアップロードをオフにするには、設定メニューから「データ利用とメディア品質」を選択し、「最高画質でアップロード」のスイッチをオフにしてください。
LINEMO節約モードなし不便を感じる点
LINEMOで節約モードがないということは色んな不便さが生じます。
節約モードなしでベストプランは3GB以下調整に使えない
LINEMOベストプランは、月3GBまでが月額990円(税込)、月3GB超~10GBまでが2090円(税込)という2段階料金に設定されています。
LINEMO側で3GB以下に抑える上限設定は用意されていないので、スマホ設定で調整することになりますが、上限設定はAndroidにはついてますが、iPhoneにはついておりません。
そこで節約モードがあれば、3GBに近づいた段階で低速モードに切り替えれば、絶対に3GBを超えることがなく料金が2段階目に移行する心配がなくなります。
LINEMOでは節約モードがないので、3GB以下の調整ができません。
LINEMOベストプラン2段階制プラン
1段階目 | 月3GBまでが月額990円 |
---|---|
2段階目 | 月3GB超~10GBまでが月額2090円 |
1段階目 速度制限 |
10GBを超え15GB以下の場合300kbps |
2段階目 速度制限 |
15GBを超えた場合は128kbps |
2段階の速度制限で更に遅くなる
LINEMOはベストプランとベストプランVともに基本データ容量超過後は2段階の速度制限があります。
比較 | LINEMOベストプラン | LINEMOベストプランV |
---|---|---|
1段階目の速度制限 | 10GBを超え15GB以下の場合300kbps | 30GBを超え45GB以下の場合1Mbps |
2段階目の速度制限 | 15GBを超えた場合は128kbps | 45GBを超えた場合は128kbps |
「LINEMOベストプラン」の場合、10GBを超え15GB以下の場合300kbps、さらに15GBを超えた場合は128kbpsにそれぞれ制限されます。
「LINEMOベストプランV」は30GBを超え45GB以下の場合1Mbps、さらに45GBを超えた場合は128kbpsに制限されます。
2段階速度制限は何が不便?
-
- 01LINEMOベストプラン
- 基本データ容量10GBを使い切り300kbpsに速度制限される
-
- 02速度制限後に5GB使う
- 300kbpsに速度制限中も低画質動画視聴して、あっという間に5GB使い切り2段階目の速度制限128kbpsまで低下する
-
- 03128kbpsで不便を感じる
- 128kbpsというと、通常のおよそ128分の1の速度でしかデータが読み込めません。 128kbpsの制限下ではデータの読み込みが遅くなり、画像の読み込みに時間がかかったり、動画が見れなくなります。
速度制限後に高速通信に戻すのにお金がかかる
LINEMOは所定のデータ容量を使い切った場合、550円/1GBを追加購入することで、通常速度に戻すことができます。
LINEMOは2段階もの速度制限があるので、特に2段階目の速度制限では極度に通信速度が遅くなります。
もし節約モードがあれば・・・
基本データ容量を超過する寸前に節約モードを使えていたら、2段階目の速度制限にかからなくて済みます。
低速通信が弱い!高速通信の範囲内での活用が勝負
LINEMOは節約モードがないだけでなく、基本データ容量超過後も2段階の速度制限があります。
ahamoやUQモバイルなどでは節約モードがなくても、基本データ容量超過後は1Mbpsで使い放題です。
LINEMOは低速通信を満足に使えないので、高速通信で月末まで乗り切れるかがポイントになります。
LINEMOおすすめできない方
- ベストプランの2段階目10GBでは足りない、しかし30GBのベストプランVまでの容量は不要で料金が高いと感じる
- ベストプランは1段階目の3GB以下でやり繰りしたいが、節約モードがないので3GB以内に抑えるのが大変
- 低速通信が300kbpsや1Mbps程度あれば月末まで乗り切れるが、2段階目の速度制限128kbpsまで落ちると不便で仕方ない
- 速度制限されるたびにデータ追加チャージで1GBあたり550円支払うのが無駄だと感じる
1Mbpsの低速モードが無制限で使い放題の携帯事業者
携帯事業者 | 低速通信特徴 |
---|---|
ahamo | ドコモのオンライン専用プランahamoは月額2,970円(税込)でデータ量30GB。 低速時速度は最大1Mbpsで、低速通信への切り替え機能は非対応です。 |
UQモバイル | UQモバイルで速度制限がかかると、トクトクプランやコミコミプラン+の場合、最大1Mbpsで通信ができますが節約モードが使えません。ミニミニプランは速度制限300kbpsですが節約モードが使えます。 |
ワイモバイル | 「シンプル2 M/L」をご契約の場合は、最大1Mbps、「シンプル2 S」をご契約の場合は、最大300kbpsに低速化します。 |
低画質動画を長時間視聴できない
節約モードがあれば低画質動画(YouTubeの画質設定を240p)をデータ消費せず、途切れることなく視聴できます。
LINEMOベストプランで3GB以下に抑えたい、でも通勤や通学の電車の中で長時間動画を視聴したいなどの理由がある方は不便を感じるでしょう。
画質 | 1時間視聴した際の通信量 |
---|---|
低画質(144p) | 約120MB(約0.1GB) |
低画質(240p) | 約180MB(約0.2GB) |
標準画質(360p) | 約360MB(約0.4GB) |
低画質で視聴した場合に消費するデータ通信量は120~180MB(0.1GB~0.2GB)程度です。この値は月々10GBで契約している場合、最大で50~100時間程度、視聴できます。しかし、低画質の映像レベルはかなり粗く、小さい被写体や細かいテキストなどを含む動画には適さないでしょう。
比較的クリアに視聴できる標準画質では260~600MB(0.4~0.6GB)程度のデータ通信量を消費します。月々10GBで契約している場合は、最大で16~25時間程度、視聴できます。
LINEMOで動画視聴ができず向かない方
- データ消費せず料金を抑えられるなら多少画質が荒くても低画質動画は気にせず視聴できる
- 360~380p程度の標準画質まで求めない
- 外出する機会が多く暇な時間に低画質動画を長時間視聴したい
- 残りのデータ通信量を確認しながら画質を調整して動画視聴するより低画質に絞って視聴したい
月末にギガ不足の恐れありで快適に過ごせなくなる
LINEMOの通信費を節約するためにデータ使用量が少ないベストプランで契約したという人もいるでしょう。
ベストプランは3GB以下に抑えれば月額990円で済みます。しかし、利用状況によっては月末に3GBまで使い、これ以上使うと2段階目の料金に移行するので、ギガを思うように使えなくなるかもしれません。
節約モードがあれば月の初めから計画的にギガ節約をできるので、月末まで3GBを超えないように使うことができて、高速通信で快適にインターネットを使用できるようになります。
月末のギガ不足を解消する対策
アプリの自動アップデートをOFFにする
アプリの自動更新がONの場合、常に最新版へのアップデートが自動で行われます。Wi-Fiに接続していない場合でも、自動でアップデートが行われることもあり、データ通信量が多くなります。
GooglePlayストア「設定」から「ネットワーク設定」をタップし、「アプリの自動更新」へ進みます。
「ネットワークの設定なし」「Wi-Fi接続時のみ」「アプリを自動更新しない」の選択肢の中から、「Wi-Fi接続時のみ」もしくは「アプリを自動更新しない」を選択すれば、モバイル通信時にアプリ更新がされず、データ通信量の節約に繋がります。
アプリのバックグラウンド通信を停止する
アプリを使用していないときにもバックグラウンドで通信を行っているアプリはあります。バックグラウンドのデータ通信を停止することも、データ通信量の節約につながりますが、アプリによっては、正常に作動しなくなることもありますので、使用頻度は低いが、データ通信量が多いアプリなどを選んで設定します。
設定自体は、端末の「設定」から行います。まず、「アプリと通知」を選択します。アプリをすべて表示し、設定したいアプリを選択します。次に、アプリ情報の中の「モバイルデータとWi-Fi」をタップします。
「バックグラウンドデータ」をオフにして設定完了です。
コメント