LINEMOパケ詰まり起きにくい理由
LINEMOはパケ詰まりを訴えるユーザーは少ないですが、全くないわけではありません。
パケ詰まりの主な原因は、5Gのエリア拡大が追い付かずに4Gのトラフィックが増大したことです。
LINEMOに関してはドコモほど回線品質に対する不満の声は聞かれず、パケ詰まりに悩む声は少ないです。
LINEMOパケ詰まりに関するユーザー意見
- LINEMO使ってるんですが、ドコモ時代の様なパケ詰まり問題は全く無い
- LINEMOは都会の駅など人混みでも、パケ詰まりも起きにくいのもポイント。
- ahamo(docomo)からLINEMO(SoftBank)に乗り換えたけど、快適すぎてやばい。
 都内どこにいてもパケ詰まりで通信不能にならない。
- LINEMOなら田舎や都会問わずパケ詰まりも少なく優秀です。
全体のネットワーク品質維持に5Gを重要視
ソフトバンクでは、5G基地局を全国に8万局以上整備しており、ユーザーが多いエリアでは既存の5G基地局エリアに重ねて設備を投入するなど、人口カバー率の増減にとらわれない基地局展開を進めています。
また、電波が飛びにくいエリアでも5G通信できるよう4G LTEの既存周波数を転用した周波数も積極的に利用することで、5Gと4G LTEトータルでの通信品質維持に努めています。
4Gと5Gのミックス
アンカーバンドという技術を使って、5Gと4Gのデータを効率的に流すことで、安定した通信を実現しています。
5Gエリアを点ではなく、面展開していくことで、セルエッジでの品質低下もなくなり、アンカーバンドをうまくコントロールすることで、5Gと4Gのバランスが良くなり、結果として、ネットワーク品質が維持されるようになります。
電車や建物内の対策
4G通信での通信品質向上も実施しています。電車の中や建物内などLTEの一部周波数帯しか届きにくいエリアでは、いわゆるプラチナバンドとよばれる低い周波数帯に通信が局所的に集中してしまいますが、この問題に関しては地道に基地局を設置し対策しています。
ユーザーの体験などに基づいて、路線に沿って基地局を設置したり周波数を追加したりしながら対策しています。
LINEMOパケ詰まりが起きていないか検証
人が多く集まるエリアでの通信はできる?
パケ詰まりの主な原因は、人が多く集まるエリアでの通信の混雑です。
イベント会場や都市部の朝夕のラッシュアワーなど、同じエリアに多くの人が集まって同時にスマホの通信を利用すると、そのエリアをカバーしている基地局と電波で処理できる通信容量に混雑が発生するというものです。
LINEMOはイベント会場や通勤帰宅ラッシュの駅構内など、混雑した場所では通信速度が大幅に低下します。
一つの基地局が処理できる通信量には限界があるため、利用者が集中すると各ユーザーに割り当てられる帯域が狭くなります。
アンテナピクトが立っているけどインターネット接続できないことは?
パケ詰まりは、スマホのアンテナピクトが立っているにもかかわらず、インターネットに接続できなくなる現象が起こります。
このような現象は、主に5Gのアンテナピクトが立っている場合に発生することが多いとされています。
LINEMOでは、アンテナピクトが立っている状態で通信できない事例は非常に少ないです。
アンテナの本数が少ない場合は、その場所自体電波が悪く接続が安定していない場所です。
屋外や開けた場所に移動してみましょう。
5Gから4Gへの電波の切り替えは上手くいく?
5G→4Gもしくは4G→5Gの切替が上手くいってない現象はドコモ本家でも起こっていますが、LINEMOでは起こっておりません。
ドコモは、高速通信が可能な5G専用周波数帯を用いて速度を追求する「5G→4Gもしくは4G→5Gの切替が上手くいってない現象はドコモ本家でも起こっています。「瞬速5G」というコンセプトでエリア展開を進めてきた。だが5G専用周波数帯は面的にエリアを広げることが難しく、5Gエリアが点在することで4Gとの切り替わりが頻繁に発生しています。
それが結果的にパケ詰まりの頻発を招く一因となっています。
一方、LINEMO回線のソフトバンクは転用周波数を織り交ぜながら5Gエリアの展開を進めてきました。
転用周波数での5G通信について、一部では「なんちゃって5G」と揶揄された面もあったが、結果的には増大するトラフィックを5Gにもうまく分散させることで、全体の通信品質の維持につながった形とみられます。
5G回線から4G回線への切り替えがうまくいかず、通信状態の悪い5G回線のまま通信してしまうのがパケ詰まりの主な原因ですが、LINEMOでは切替が上手くいっている方です。
主にドコモでこの現象は多いです。
パケ止まりは起きている?
LINEMOのソフトバンク回線は、基地局の切り替わりのタイミングでパケ止まりが発生することがあります。
パケ止まりは基本的に5Gの周波数の特徴に起因しています。
5Gの周波数は4Gに比べ直進性が高い。そのため、障害物を回り込みにくく、基地局の設置密度が低いとカバーしにくい場所ができてしまいます。
また、日本ではまだ都市部でも5G通信エリアが広がっておらず、5Gを使えるのは特定の建物内や狭い地域に限られています。
5Gから4Gに切り替わるシーンが多いとパケ止まりが起きやすいです。LINEMOでも5Gがどこでも通じてサクサク利用できるようになるのには、もう少し時間がかかります。
『パケ止まり』は、電波の弱い場所で発生するエリア拡張期特有の現象
5Gの電波は高い周波数帯を使用しているため、建物などさまざまなものに遮られて電波が届きにくいという特性が影響しています。
5G電波が弱いエリアで5Gでの通信を優先させると、通信がうまくいかないケースが多く、これがいわゆる『パケ止まり』になってしまうのだそうです。
そしてこれは、5G基地局の設置密度が不足していて、5G電波に連続的につながらないことが多い現在だから発生している課題なのです。
LINEMOパケ詰まりが、もし起きた時の対策
LINEMOパケ詰まりが起こることは少ないですが、もし起きた時の対処法は以下です。
機内モードのON/OFF
一時的な原因であれば、機内モードを一度ONにしてからOFFにすることで、モバイルデータ通信やWi-Fiの接続がリセットされ、通信が復旧することがあります。これは、通信を切り替えることで、より混雑していない通信バンドに接続し直してくれる可能性があるためです。
普段は安定してLINEMOが接続できる場所なのに、稀に接続できないことがあるというのは、4Gと5Gの切り替え(ハンドオーバー)がうまくできていない可能性があります。そのような場合に、機内モードのON/OFFは効果を発揮します。
Androidの機内モードON・OFF
- 1. 「設定」アプリをタップします。
- 2. 「ネットワークとインターネット」をタップします。
- 3. 「詳細設定」をタップします。
- 4. 「機内モード」からON/OFF可能です。
iPhoneで機内モードを有効にしたいときは、コントロールセンターを開き、飛行機のアイコンをタップ。これだけで完了です。
5Gの設定を変更する
iPhoneではモバイルネットワークでデータ通信を行う場合、4Gまたは5Gのネットワークを設定によって選択できるようになっています。
通常、デフォルトの設定では「5Gオート」となっており、これは「5Gに接続したほうが通信速度が速いと判断した場合、5Gに接続する」という機能です。
しかし、何らかのトラブルによってハンドオーバーがうまくいかないと、決まった場所でパケ詰まりが発生します。
そのため、「5Gオート」ではなく「4G」へ固定しておくと良いでしょう。
ネットワーク「4G」固定方法
「設定」アプリ→「モバイル通信」→「通信のオプション」→「音声通話とデータ」→「4G」を選択
5Gには、「5Gオン」と「5Gオート」の2種類あります。5Gオンは5Gサービスエリア内に滞在中は、常に5Gに接続されるので高速データ通信する分バッテリーの減りが早いです。
5Gオートの場合は通信環境によって5Gか4Gに自動的に切り替わるのでバッテリーを節約できます。
LINEMOパケ詰まり原因
パケ詰まりとは、スマホのアンテナが立っているにもかかわらず、インターネットに接続できなくなる現象のことです。
この状態になると、ウェブサイトやアプリが開けなかったり、動画や音楽が再生されなかったりします。パケ詰まりは主に5Gのアンテナが立っている場合に発生することが多いとされています。
これは、5Gの通信エリアやネットワークの安定性に関係しています。
スマホを使う上で必要なデータ量が多くなった
多くのデータ需要が発生し、通信が混雑しています。
総務省の2024年11月調査によれば、国内全体のインターネットトラフィック量は前年同月比で8.4%増加し、過去最高を更新した。この増加傾向は、テレワークの定着、動画配信サービスの利用拡大、クラウドサービスの普及など、多様な要因によって支えられている。
トラフィックとは?
通信回線やネットワーク上で送受信される信号やデータのこと、あるいは量や密度のことを言う。Web関連では、サーバーやサイトへの接続要求数(アクセス数)や送信データ量など、サイトやページのINやOUTといった、閲覧者の流れのことを指すことも多い。
本来は、交通量、通行、往来といった意味を持つ英単語で、IT業界では、それがデータ量や信号に当てられて用いられている。
LINEMOではベストプランVで30GB利用できる大容量のプランの契約者が増加しています。
つまりスマホ利用者1人あたりの通信量消費量が年々増加しているということです。
LINEMOは元々20GBプランでしたが、2024年11月1日から料金そのまま30GBに引き上げています。
都市再開発による地形の変化
都市部、特に東京でこのような事象が起こりやすいのは、再開発で地形が変わってしまうことも影響しているようです。
ビルができて元々届いていた電波が届かなくなってしまったり、壁がなくなって以前はその電波をつかまなかったユーザーが増えてしまったりすることで、基地局ごとのトラフィックは上下します。
「不思議のダンジョン」ばりに動線が変わったり、一夜にして山手線のホームが島型になったりする渋谷では、こうしたトラブルが起こりやすいと言えるでしょう。
屋内では900MHz帯のプラチナバンドが中心となり通信が混雑
LINEMOの電波にはいくつか周波数帯があり、その中から一番繋がりやすい周波数帯に接続されます。
屋内の場合、障害物に強い900MHz帯の電波を中心に通信が行われます。
ソフトバンクはプラチナバンド(主に900MHz帯)を利用しており、屋内や地下、ビルの中などでも電波が届きやすいのが特徴です。
プラチナバンドの電波は障害物を回り込む性質(回折)を持ち、コンクリート壁などの透過力も強いため、従来はつながりにくかった場所でも安定した通信が可能です。
屋外では色々な周波数を利用できますが、屋内では1つの周波数帯(900MHz)に通信が集中してしまい「パケ詰まり」が起こりやすくなってしまうのです。
5Gネットワーク不足
パケ詰まりが起こるほど、容量が逼迫している場所には、5Gを導入するのが対策としては王です。
ただ、基地局の設置は交渉事で、ソフトバンクの思惑だけでは進めることができません。
現在は、5G基地局が足りないがゆえに、主に4Gネットワーク中心となりパケ詰まりが起こります。
そのため4Gで接続する人を減らすためにも、パケ詰まりが起こっている場所には5Gを導入するのが一番の対策になります。



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