LINEMOドコモ回線は選べる?
LINEMOはソフトバンクのサブブランドとなっていますので、ソフトバンク回線しか使えません。
そのため、ドコモ回線を選ぶことはできません。
サブブランドとは?
スマホ回線におけるサブブランドとは、大手キャリアが展開する低価格帯のサービスです。国内では、KDDIの「UQモバイル」、ソフトバンクの「ワイモバイル」が該当します。
サブブランドは自社の回線のみでサービス提供しています。そのためLINEMOもソフトバンク回線のみ提供となります。
ドコモ回線とは?
ドコモ回線とは、NTTドコモが提供する携帯電話通信の回線のことです。
ドコモ回線の通信エリアは、ドコモが対応しているエリアと同じ通信範囲になります。
ドコモ回線は、山や海にも強いです。
ドコモ回線は専用アンテナや小型基地局を数多く設置しており、大手キャリアのなかでも優れた通信安定性・高速通信を誇ります。
ドコモ回線おすすめな方
電波が届きにくい山や海でもスマホが使えるため、対応エリアの広さを重視する方にもおすすめです。
ドコモ回線対応バンド
ドコモ回線を利用したい場合、バンド1、3、19に対応している機種であれば、ほとんどの場所で快適に利用できます。
ドコモ回線4Gバンド
Band 1 | 4G主要周波数 |
---|---|
Band 3 | 周波数帯が高いため高速通信できますが、建物の内部や地下には電波が届きづらい弱点がある |
Band19/26 | ドコモの800MHz帯(LTE Band 19)はBand 26で利用できる。LTE Band 26というのは、日本で商用化しているものでいえばBand 19を完全に内包しています。 |
Band21 | 地方都市の速度対策用 |
Band28 | プラチナバンドは周波数帯が低いので、障害物を回り込んで行き届いてくれます。 |
Band42 | 4G高速通信用 |
ドコモ回線5Gバンド
n78 | 5G主要周波数 |
---|---|
n79 | 基本ドコモ専用帯域 |
n257 | 最高速周波数。ミリ波と呼ばれる5Gバンドです。高速大容量・低遅延・多数同時接続といった5Gの真価を発揮するはミリ波への対応が必要不可欠。 |
ドコモ回線を選択できる格安SIM
LINEMOではドコモ回線を選択できません。どうしてもドコモ回線の格安SIMを希望する方は以下の事業を選択しましょう。
格安SIMでは大手キャリア回線の中でも接続料が1番安いドコモ回線が人気で、多くの会社が使用しています。
ドコモ回線格安SIM | 料金 | 特徴 |
---|---|---|
ahamo | 20GB:2,970円 100GB:4,950円(ahamo大盛りオプション追加時) |
2021年3月にNTTドコモから提供された新料金プランです。料金やサービス内容についてユーザーに納得して契約してもらうというコンセプトのもと誕生 |
mineo | ▼マイピタ お試し200MB:データ通信SIM330円 ・音声通話SIM1,100円 1GB:1,298円 5GB:1,518円 10GB:1,958円 20GB:2,178円 ▼マイそく 最大32kbps:250円 最大300kbps:660円 最大1.5Mbps:990円 最大3Mbps:2,200円 |
ドコモ、au、ソフトバンクの回線を選べる格安SIMで、料金プランが豊富で、契約期間の縛りがないのが特徴です。 |
IIJmio | 2GB:850円 5GB:990円 10GB:1,500円 15GB:1,800円 20GB:2,000円 |
利用状況に合わせて自由にサービスを選択できることから、これまでさまざまな満足度調査で高い評価を獲得しています。 |
BIGLOBEモバイル | 1GB:1,078円 3GB:1,320円 6GB:1,870円 12GB:3,740円 20GB:5,720円 30GB:8,195円 |
インタネットプロバイダーBIGLOBEが通話、ネットサービスを提供している格安スマホ会社です。 |
LINEMOよりドコモ回線が優れている点
LINEMOのソフトバンク回線よりドコモ回線の方が優れている点は以下です。
通信品質が安定している|4G基地局が圧倒的に多い
ドコモ回線は通信品質が安定していて速く、ソフトバンク回線に比べて4Gの基地局数が圧倒的に多いため、通信エリアが広くなっています。
【2024年1月公開】2023年の基地局数
キャリア | 4G/LTE基地局数 |
---|---|
ドコモ | 261,756 |
ソフトバンク | 175,333 |
4G/LTEの基地局数については、キャリアの中でドコモがトップとなっています。
基地局数が繋がりやすさの秘訣
基地局とは、携帯電話で通信を行うために必要な電波を送受信する設備のことで、携帯電話の電波をキャッチし、交換局に届ける橋渡しのような役割を果たします。
この基地局は主にビルの屋上や電柱、鉄塔に設置されますが、基地局が生活圏内にないと携帯の電波が届きにくくなり、通話やデータ通信が途切れたり接続が不安定になることがあります。
そのため、スマホの繋がりやすさを評価する際には、『基地局の設置数』が重要な要素になります。
山間部や田舎でも電波が届きやすい
山間部や田舎で利用するなら、基地局数が圧倒的に多いドコモ回線がおすすめです。
一部の山でソフトバンク回線も電波が強いですが、総合的に強いのはドコモです。
登山やキャンプが趣味であったり、山間部に住んでいる方にとって、「電波の繋がりやすさ」というのは非常に重要な要素となりますので、ドコモ回線がおすすめです。
ドコモが登山道で繋がる対策は?
- 登山道対策専用アンテナを追加
- 小型基地局を設置
- ブースタ基地局を設置
- 登山シーズン限定基地局を設置
LINEMOよりドコモ回線の方が劣っている点
LINEMOよりドコモ回線が劣っている点は以下です。
5Gの基地局数が多い
5Gの基地局数はキャリアの中でソフトバンクがトップです。
5Gを利用する場所が5G対応エリアに含まれるかどうかが重要です。
そこで注目するのが5Gの基地局数です。スマホの電波は基地局から提供されており、基地局数が多いほど広いエリアがカバーされていることになります。
各社が利用する回線の基地局数を確認することで、5Gエリアでの通信品質や安定性を予測することができます。
特に引越しが多い方や移動が頻繁な方は、5Gエリアカバー範囲の広さに注目して選択すると良いでしょう。
【2024年1月公開】2023年の基地局数
キャリア | 5G基地局数 |
---|---|
ドコモ | 30,899 |
ソフトバンク | 65,366 |
5Gの基地局数は「ソフトバンク」に比べて「ドコモ」は約半数しか持っていないため5Gを使いたい方にとってはお勧めすることはできません。
人口カバー率でもソフトバンクが優位
4Gエリアの人口カバー率は、ドコモ、ソフトバンクで99.9%カバーしていると発表しています。
一方5Gエリアに関しては、ドコモは明確な発表はしておらず、基地局数から見ても「ソフトバンク」の方が人口カバー率を伸ばしています。
ドコモ | ソフトバンク | |
---|---|---|
人口カバー率 (4G) |
99.9% | 99.9% |
人口カバー率 (5G) |
未発表 | 95% |
人口カバー率でソフトバンク優位
ソフトバンクではユーザーの体感品質の向上を進めているとのことで、面を更に広げるというよりも都心部など混雑しやすいエリアで通信しやすくするといった取り組みが進められています。
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